GUN DANCING - PILE UP
2003/05/18 更新
『アップルシード』 が2巻まで発行され、コミコミで 『ドミニオン』 が一段落ついた時、
突如としてヤングマガジン、しかも海賊版に掲載された 『GUN DANCING』 。
そしてその1年後に同じくヤングマガジン海賊版に 『PILE UP』が。後の士郎氏のセリフではこの2作品は無かったことにしたかったようですが、
なかなかどうして、士郎氏の世界を語るためには避けて通れない重要な2作品なのです。
まずは 『PILE UP』 に登場する主人公、 「カール」 なる人物。
これは名前、およびその風貌から 『アップルシード』 のデュナン・ナッツの父親ではないかと見られています。
見られています、というのは士郎氏の正式なコメントが無いのであくまでも推測なのですが。
ちなみに右は 『アップルシード データブック』 に登場のデュナンの父親カール。ね、似てるでしょ。
と、いうことは 『PILE UP』 は 『アップルシード』 のバックストーリーではないのか…? と
勘繰り入れちゃうわけですよ。
さてさて、この 『PILE UP』 にはカールの上司として、第9公安機関の部長が登場します(左図の手前ね)。
実はこの部長、 『GUN DANCING』 の主人公である、通称 「ダッグフット」 だったのです!
その根拠としては、まぁ、見た目と関西弁を喋る事しかないのですが、ほぼ間違いないでしょう。
つまり 『PILE UP』 は 『GUN DANCING』 の続編だったのでした。 いやー、ダッグフットも立派になっちゃって…(うるうる)
『GUN DANCING』 の当時を30代位と推測すると、 『PILE UP』 の頃は少し白髪も混じっているから50代くらいでしょうか?
ざっと20年位は経過していると見れます。
で、このダッグフットが追っていた狙撃犯「エーゲ海」。
この風貌…リビア系トラキア人? と言ったら地中海の辺りですね。 しかも元KGBでスナイパーときたら……
ブリアレオスじゃないか! 登場人物紹介のページで確認できますが、
ブリちゃんは元地中海系の黒人で、子どもの頃にKGBにスカウトされたが作戦将校を殺害して狙撃屋として全世界で指名手配される、という経歴ですが、
まったくそのままですね。
左図は 『アップルシード データブック』 に登場する、
人間の顔の頃のブリアレオスです。微妙に感じが違いますが(特に鼻の辺りとか)、彼はその職業柄すでに整形を繰り返していたので納得の範囲内ですね。
でもブリちゃん、ダッグフットに指を持っていかれちゃったんだよなぁ…その辺のエピソード何かありましたっけ?
>ブリちゃん
…ん?たしかブリアレオスがデュナンと知り合ったのは、彼が20歳の頃だったよねぇ。
ということは当然カールとは顔見知りだし…でも 「エーゲ海」としてダッグフットに出会ったのは…うーん、チョット無理して10代後半かなぁ。
で 『GUN DANCING』 と 『PILE UP』 の間には20年位のブランクがあるってさっき計算したよね?
するってぇと 『PILE UP』 の頃のカールには、デュナンという子供がいて、そして既にブリアレオスと知り合っていたことになるのかな?
でもブリアレオスは31歳の時にオリュンポスに入植してるからなぁ………
ま、パラレルワールドってことで。わらい
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