特集#01 - 攻殻機動隊2のマウスパッドの秘密とは!?
2003/10/26 更新
後に押井守氏の手によって映画化され、全世界にその名を轟かせた「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」--
1991年10月に発刊されてから約10年後、2001年6月にその第2巻として発刊された「攻殻機動隊2 MANMACHINE INTERFACE」。
その初回限定版には、講談社のご好意(?)でマウスパッドが同梱されていたのですが…
最近のオークションでは、プレミア品としてそのマウスパッドが出品されているのをたまに見かけますが、
ここで不思議な現象が発生しているのです。 オークションに出品されている形態がいくつかありまして、
(1) マウスパッドのみ
(2) マウスパッドと初版単行本(開封済み)
(3) マウスパッドと初版単行本(未開封)
と3種類に分かれるのですが、(1)や(2)は落札されないか、もしくは安価で落札されているのに対して、
(3)はほぼ定価(1,500円)に近い価格か、時には定価以上の価格で落札されているのです。
それはなぜか?
2003年のヤングマガジンNo.32の誌上において士郎正宗氏関連グッズのプレゼント企画があった際、
「数パーセントの確立で "レアバージョン" のマウスパッドが入っていた」 と公表されたのでした。
発刊から実に2年以上経ってからのこの公表は、士郎ファンにとってあまりにも衝撃的な事件(笑)でした。
初回限定版とはいえある程度数が出回っていたため、あまり重宝がられていなかったマウスパッドが、
コレクターにとって手に入れたいアイテムトップ10に一気に急上昇したのでした。
それではそのレアバージョンとノーマルバージョンのマウスパッドは、どこがどのように違うのか?
右と左のマウスパッドを見比べていただきましょう。左がノーマルバージョンで、右がレアバージョン。
あなたは違いが判るかな?
そう、マウスパッドの右下、ノーマルバージョンで同じ場所にある蓋(?)を開けて、
ひょっこり顔を出している支援AIのたこちゅーが!
なんとも愛くるしい姿で!(笑)
このように、レアバージョンのマウスパッドが存在するが故に、オークションで比較的高値で落札されているのですが、
ではなぜ(1)や(2)でなく(3)が高値なのか?というのは…
もう一度最初の画像を見ていただきましょう。未開封の状態では、そのマウスパッドがはたしてノーマルバージョンなのかレアバージョンなのか、
どちらかを区別できる個所が丁度バーコードのシールで隠れているのです(上の写真では微妙に見えていますが)。
そのため多くのコレクター達は、万が一の確立にかけて落札しているのです…ナントモナミダグマシイハナシデスガ…
みなさんも今後、以上を踏まえてオークションを注意して見てください。
ひょっとしてレアバージョンとしての存在を知らない出品者が、不用意にマウスパッドを出品していることがあるかも…?
2003/10/26 sTwo
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