なぜ士郎正宗氏は本人の写真を公開せずに全て自画像なのか?
それは写真が出て顔が知られてしまうと、本屋で立ち読みしている人の側でさりげなく評判が聞けなくなるからとのこと。
そのため士郎氏の紹介にはご本人の "自画像" がかかせない!ということで、その歴史を紐解いてみました(オオゲサ?)。
すっかり定着した "たこちゅー型" 士郎正宗。りりしいマユゲとつぶらな瞳、とぼけた口元がとてもチャーミング。
(大合作/1997/講談社)
PSの攻殻ゲームへのコメントのために出没した "フチコマ型たこちゅー"。
ということは士郎氏=たこちゅー=フチコマ!?
(ヤングマガジン/1997/講談社)
士郎氏がCGを扱いだしてからは、もっぱら "3Dたこちゅー" がお目見えすることに。マユゲ濃すぎ~。
(ヤングマガジン/1996/講談社)
すっかり疲れ果てて放心状態の士郎氏。ハチマキ(ネクタイ?)を巻いているためか、チャームポイントのマユゲが隠れている。
よく見ると足が9本あるので、実はタコではないのか!?
(ドミニオンC1/1995/青心社)
コミックガイアにてアップルシード5の連載が中断し、変わりにドミニオンC1がスタートした時の士郎氏。
よほどの罪悪感か、批難の矢や剣から隠れている。
(コミックガイア13/1992/青心社)
同上、アップル5の連載が中断した際の士郎氏。よっぽど辛かったのか…
(コミックガイア13/1992/青心社)
INTRONDEPOT 1 が発売された直後の士郎氏。ID1は画集ではなく過去のカラーの仕事を集めたもので、士郎氏にとってはアルバム的存在。
そんな思い出の沢山つまったものが出版されて、 "感無量なたこちゅー" の図。
(コミックガイア11/1992/青心社)
非常に多忙な時期から回復した "復活たこちゅー" の図。
この頃はアップルシード5に攻殻機動隊2、蜂の惑星、ID1と多量の仕事を抱えていた士郎氏。
(コミックガイア10/1992/青心社)
で、これがその超多忙な時期の "ノックダウンたこちゅー"。すっかり疲れ果てて、ペンまで折れるありさま…
(コミックガイア9/1992/青心社)
コミックガイアにてアップルシード5『アルテミスの遠矢』が連載スタートし、 "やる気マンマンたこちゅー" の図。
それとも忙しさに憤慨しているのか…?
(コミックガイア8/1992/青心社)
これが超初期型の "初期型たこちゅー"。足や顔の表情は全てこの形で統一されている。
(オリオン/1991/青心社)
おそらくこれがメディア初登場(?)の "たこちゅー" 。
誕生のきっかけとなったのが、オリオン最終回の九頭龍崩壊の場面。
よ~く見ると顔が異なるたこちゅーも存在する。
(コミックガイア6/1991/青心社)
ちなみに "たこちゅー" 初登場以前に、人間の姿以外として士郎氏が登場していると見られる場面。
よくみると鋼鉄はがね氏も友情出演しているので間違いないかな?
(コミックガイア5/1991/青心社)
ハードボイルド風の士郎氏。これが士郎氏の人間として最後の姿になろうとは…
(攻殻機動隊1/1991/講談社)
さすらいの士郎氏。人間の姿であっても、目元はりりしくマユゲも立派。
(コミックガイア3/1990/青心社)
コミックガイア創刊号に登場の士郎正宗氏。どことなくオリオンのスサノオに似てる?
(コミックガイア1/1990/青心社)
唯一マトモであろう(失礼)士郎氏の自画像。
それでも頭にネジは刺さっているは、おでこには窓が開いて中から小人が覗いているわのありさま。
実は、小窓の住人が士郎氏では…?
(マンガ基礎テクニック講座/1989/美術出版社)
押井守氏との対談で玉砕(?)する士郎氏。
「印税生活で呆けるハナタレ小僧 士郎正宗氏。彼の心は重鎮され、隅々しい。」とは自虐過ぎ?
(B-CLUB18/1987/バンダイ)
士郎氏が自論を繰りひろげるあまり、とうとう殻に閉じこもろうとしている図。
「こうして人間は戦車となるのであった(チャンチャン)」
(ドミニオン/1986/白泉社)
インタビューの席においても迷彩服を身にまとい、自分の殻を築いているのか?士郎氏曰く「ナイトライターしろまさ」。
(B-CLUB8/1986/バンダイ)
同人時代に初登場の士郎氏(!) 。丸い顔にゲジゲジマユゲは変わらず。
(ATLAS11/1982/アトラス)
…ちなみに、同人誌時代士郎氏は仲間内からは、吾妻ひでお氏の作品に登場する「のた魚」に似ていると言われていたらしい。
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